あの丈夫な鍵が、私の受験勉強を支えてくれた

女子学生がアパートに侵入した泥棒に金品を奪われただけでなく、強姦されて殺害されたというニュースがたまに報道されています。これは、実家から出てきた女性が大学の近くにアパートを借りて住んでいるというケースに多い事件ですが、自宅に家族と一緒に住んでいる方の場合そんな心配は一切しないとは思いますが、近年の複数犯の犯罪例を伺っているとそうでもないようですね。とくに、単なる留守中に空き巣に入るという場合には、窓ガラスを割って侵入すれば誰でも簡単に犯行に及ぶことが可能です。ところが、玄関のドアをピッキングにより侵入するという空き巣にもなると、錠前やドアを破壊して侵入するということでもないので、大きな音を立てることもなく静かに家に侵入することが可能です。そうなると、家族が寝ている間に受験勉強をしている娘さんが被害に遭うということも想定できなくはないでしょうね。

さらに、ピッキングにより住宅に侵入するという空き巣の場合、見張りをする者とピッキングをする者との複数犯のケースも考えられます。しかも、複数犯の特徴としてよくいわれていることは、空き巣に入った住宅で万が一家族に見つかった場合には、顔を見られたということで単なる空き巣だけなく凶悪化しているというケースが多いようなのです。おまけに凶悪犯に共通していることは、人の悲劇よりも己の身が大事ということで実に身勝手な犯罪例が多く、例えば宝石店の壁に大きな穴を開けて宝石を強奪したり重機でお店のATMや両替機を強奪、さらには世田谷一家殺人事件のことを考えると、例え家族と一緒に暮らしているとはいっても安心はできないでしょうね。

そういう意味では、玄関ドアにピッキングされにくい頑丈な錠前を取り付けたり、ダブルロックにするという防犯対策もかなり有効といえるでしょうね。まさにあの丈夫な鍵が、私の受験勉強を支えてくれた!という話もあり得ないことではないでしょうね。